闇鍋

恋愛ADV(エロゲ・ボブゲ・乙女ゲ)の長文感想置き場

「大逆転裁判2」の感想・レビュー

 

2年前に1をプレイしたときは「まさかの”空の軌跡”パターン?!」と驚愕したものの、無事に続編が発売されたようで一安心。
とはいえ前例があるので様子見ということで2は発売日に買わなかった。
けれども耳にする高評価、期待はふくらみ自然と購入。
1の未消化ぶりは何だったのかと思うほど、すべての伏線を回収しているので、ここまでキレイに終わったのなら続編は無いのかな…と。

 

光るものはあったけど短所が目についてしまった(ごめんね)1のシステム、それが正当進化してたのが嬉しい! 1で「正直いらないでしょ」と思ってた陪審バトルがあって良かったなーと思えたし、全体的にキャラクターのモーションとか、ストーリーの流れのテンポが改善されてる。
前作はモーションがんばっているんだろうな、というのはわかるんだけれど正直タルく感じてしまったので…。 今作のキャラクターはちょっとしか出ないひとでも「もっと動いている姿が見たい」と感じるぐらいに思い入れがある。 ビーナスのバチバチバチンすき。

 

良いゲームだったなー!と思うのだけれど、ひとつワガママを言うなら個人的に好みドンピシャのキャラクターがいなかったことかな…。
今シリーズではホームズが好きだけど、心に残るという意味ではなく、「ふつうに”好き”」というレベルなので軽い意味での好きなんだよな…。
裁判シリーズでは良い意味でも悪い意味でもちなみが印象的、検事シリーズではミツルギとミクモの関係がドンピシャだったので、そういうのが無かったのは残念だったけれどコレは自分の感覚。

今作は、高評価を得るのが納得の良作です!

 

あとはネタバレ感想。
検事シリーズと裁判3のネタバレにも触れてるので注意。

 

第1話 弁護少女の覚醒と冒險

チュートリアルにあたる1話。
いつもより長いなあ、と感じたのは気のせい? ヒロインのスサトが男装してプレイヤーになるというのは「うまいなー」と思った。 正直なところ、前作のスサトの印象が(わたしは)薄かったので、この1話でリュウノスケへの印象(1感想「龍ノ介と知り合ったきっかけが歴代ヒロインに比べて薄いので、どうしてそこまで龍ノ介に対して献身的なのかよくわからない。ガンバリ具合を見て、惚れ込んだのかなー。」)が良いのがなんだか安心した。 あと、自分はどーしても理不尽な暴力ヒロインが苦手なので、その気があるスサトがちょっと苦手だったのだけど、2ではそのことをほとんど感じさせなかった。 この1話のラストは、友人との”スサト投げ”を犯人にキメるところで、そのアニメーションがとってもなめらかで「かっこいい!」と思えて、前作では苦手だった部分を素直に「好き」だと思えるのがうれしかった。 男装したスサトに友人の子がやたらドキドキしてるのがカワイイ、立ち絵のスサトを見ると納得。コレは美少年だわ。 ホソナガとソーセキ再登場もハッピー、前者は1で好きなキャラだったので。

 

第2話 吾輩と霧の夜の回想

過去の事件の回想。

1をプレイしたときからリアルタイムで数年経過してるので、そのあたりの記憶がおぼろげだったけれどついていけた。 ”バスカビル家の犬”の件が回収されそうなのでプレイ中は安心、おおきい伏線だもんなー。 最後に発掘される「首輪」が重要なアイテムだという事をにおわせて終了。

第3話 未来科学と亡霊の帰還

「英国万博のクリスタルタワー」といえば、散々1で「出るぞ出るぞ」と思わせて「次回かーい!」と落としたデッカい伏線。 1話と2話は過去の話を回想するタイプで、3話から現在の時間軸に。

「仮面の従者…いったい何アソウギなんだ……」と感じたのはわたしだけじゃないよね、あごのラインがアソウギそっくりなんだもん…。 ラストで正体バレるのは驚いた、もっと遅いものかと。 「バンジークスに友人がいる」と明かされたので当たり前だけど彼も人間だったんだなあ…と。1でバックグラウンドが明かされないので印象がホントに薄くて、グラスパリンパリン死神検事という外面のイメージだったよ。要するに人間っぽさをあんま感じてなかったんだよね。 ドビンボーは良心のある人間で、弁護したい!と思ったのが良かった。あとマダムローザイクかわいい。

 

第4話 ねじれた男と最後の挨拶
第5話 成歩堂龍ノ介の覺悟

このふたつは2話完結って感じ、長いから分割したのかな。
伏線全部回収できるのかな?と思ってたらキレイに回収してて感動。

グレグソンが死亡するのはわりとショック(死ぬことを考えてなかった)で、彼の死が単なるシナリオの布石じゃなくて大逆転裁判の中核に迫る重要な事件だったのが(こういう言い方は誤解を招きそうだけど)うれしかった。インパクトのために思い入れのあるキャラクターを殺す演出はあまり好きじゃないので。 ジーナがグレグソンをとても慕っていて、彼の想いを継ごうとしているのが心に染みる。

ヴォルテックスが黒幕!ってのはファッ?! なんでかというと、黒幕はモリアーティでしょ(笑)知ってる(笑)とか予想してたから。 全然関係なかった、というかよく考えたら大逆転シリーズのメインはリュウノスケの物語で、ホームズモチーフはサブだった…。 そりゃ関係ないか。

自分は1をクリアしたあとに「英国万博のクリスタルタワーで起きた事件を「バスカビル家の犬」とバンジークスの過去と絡めてスッキリ爽快に大逆転するストーリーを、一刻も早く出してください。」とメモしてたんだけれど、ホントにその通りでタクシューありがとう。 まあクリスタルタワーの事件うんぬんはちょっと違うけど間接的にかかわったのでオッケーオッケー。5話最後のスサトはまさにヒロイン!で、逆転シリーズにしてはめずらしく主人公とくっつくのかなーと思ったよ。

すっごく面白かったし、読後感もスッキリしたんだけれど、個人的な琴線にひっかからなかったのは澱が無かったからかなあ…。 逆転シリーズはちなみとかいう悪意悪意悪意、検事シリーズでは草太という(そうなるまでの理由はあるけど)”悪”、大逆転のヴォルテックスも悪っちゃ悪だけどなんていうか芯からの悪じゃなくて、結果的に悪になってしまったというか…うまく言えないなあ。 大逆転で悪事をするキャラは、色々と考えた結果が悪になってしまい、私利私欲で悪になったというワケではない?と思ったからかな。うまく説明できない。

それはそれとして、グーロイネちゃんがやたらカワイくないですか? ダウナーで死のにおいが強いゴス少女なんてニッチで特定の層を狙い撃ちだよ…わたしです。
冒頭で散々自分がメチャクチャ好きなキャラはいないかな(笑)的なことを言っていたのにこんなことを言うのもアレだけど、彼女がもっと活躍してたらそんな妄言は言ってなかったかもしれない…。そう思えるぐらいのポテンシャルを秘めてた。