闇鍋

恋愛ADV(エロゲ・ボブゲ・乙女ゲ)の長文感想置き場

『ニューダンガンロンパV3』のキャラクター感想【前編】

 

『全員の通信簿・ラブアパートイベント・紅鮭団モードの各エンディング+トゥルーエンド・本編全チャプターの学級裁判を2周した』時点の感想兼考察兼妄想です。予告なしに加筆修正する可能性があります。
※上記のネタバレ
※カップリング(NL・GL)発言を含みます。

 

私がしばらくこのブログを放置していた原因になったゲームです。
私生活が忙しかったのもあるけれど、多くの積みゲーを放置して今作に没頭してしまった…。ほかの感想とテンションがだいぶ違います。

作品自体の感想も書きますが、そちらはまだ推敲しているので、さきにキャラクター感想をあげておきます。
全部載せようと思いましたが、2万字近くあるうえにキャラの紹介画像(公式サイトのもの)を掲載すると重いので分割しました。

死ぬほど暇なかたがいたらどうぞ。


つづきからを押すと目次でクロ・被害者がわかってしまうので、注意してください。

 

meka.hatenadiary.jp

 

 

 

・赤松 楓 (CV神田沙也加) 【1章クロ】

f:id:kame0game:20170425132236j:plain

主人公

発売3カ月前から彼女が主人公だと思っていた私にとって1章はしんどすぎた。
確かに主人公交代説はあったけれど、パニック議論の音を聞き分ける(=固定能力?)や数々の宣伝で「交代は無いわ!ガハハ!」と思いこんでしまった。そんな感じで彼女を操作することで頭がいっぱいだったので、オシオキが終了した時点で私の心もボロボロに。
ピアニスト+リュックキャラ+少女………と、私の好きポイント狙い撃ちキャラだったので余計にショック。好きポイントのリュックが殺人で役に立つとはね、でも楽譜が入ってるって触れられたのは嬉しかったよ…。

 

最原もとても好きなキャラだけれど赤松楓の物語を追う気満々だったので心はそう簡単についていかず(3章からは着いていけた)、「なんだかんだで最終章は彼女が重要ポジになるんだろう…あんなに主人公と宣伝されてたのだから最初と最後は赤松楓の物語で終わるのでは?!」と思っていたら別にそんなことは無かった。
しかも1章事件は冤罪だったと6章で明かされる、つむぎ……つむぎ……おまえ……。これに関してはつむぎの欄で後述。

オシオキもエグかったな~~~!kdkさんの悪趣味は信頼できるなと思いました。気分が悪くなるやつだね……実際1章おわったら天海ショックもあってか自宅の階段で転んだし…。巨大ピアノ剣山が倒れる寸前、楓の表情は見えないけど服がボロボロになっているのが壮絶さを物語っている。

 

IF

悲しかったので楓が1章通過したIFのこと考えてるけど、遅かれ早かれ彼女の危うい部分は浮き彫りになりそう。
『誰かを殺さないと全員が死ぬ』→『首謀者を狙って殺害しようとする』ってのは、とても怖いなと思ったし、とても好きな部分ですね。理屈では最適だけれど普通ならストッパーがかかって行動しない、ところが楓はその壁を超えてしまった。結果的に天海の死因にならなかったけれど、殺意は無かったことにならない。正しすぎる闇、正論の暴力って感じだ。

 

「過ぎた自己犠牲で破滅しそう」と発売前から思っていたけれど実際その通りになってしまった。関係ない作品を例にしてしまうんだけど、自分は『仮面ライダーオーズ』が好きで、その主人公も楓と同じように自分の命と他人の命を秤にかけて他人を取って「このまま彼を都合のいい神様にしちゃいけない」って他キャラに評されるんだけど、楓は死ぬことで神様というか聖女というかきれいなまま終わっちゃったんだなあ…と。

彼女の闇の部分を見たかったな。『自分』と『他人』を秤にかけて、後者を取る人間はいるけど、『自分の命』と『他人の命』で後者を選んでしまうのはある種のゆがみだと思うよ。それを指摘する人が作中ではいないんだよね、死によって美化されている。

 

楓視点の通信簿は、まっすぐすぎて突っ走ってしまうところを色んなキャラ(天海、百田、王馬)が心配してくるんだよね。そしたら案の定1章。
コロシアイというエゴのぶつかり合いで、どう変化するのかが気になってただけに初手脱落はホントに残念。赤松楓の物語を見たかった…。


自分の要望を言うなら、どうやって王馬とぶつかるか気になってた。通信簿を見ても、楓の王馬の印象が「なんだコイツ…(要約)」で終わってしまったので、もうちょい関わりを見たかったな。


1章交代は(ショック受けたとはいえ)良い意味で騙されたけど、紅鮭団で楓視点なしは悪い意味で騙されたよ。ファミ通でスクショを出してて無いってのはあまりにも悲しい。本編で「外に出たら友達になろう!」と意気込んでいたので、鮭モードでその願いを叶えさせたかった。
でも最原視点で楓攻略はメチャクチャ楽しかったので、男女視点で攻略できるってのは容量的にもスケジュール的にも難しかったのかな…… いつか叶えてスパチュン…アンケートにも書いたよ…。

 

最原+赤松

発売前から公式がプッシュしてる気がしたし、苗木+舞園さんや日向+七海と似たオーラを感じたので心配してたら1章。本編の月の光で嗚咽もらしたし通信簿の連弾イベントで泣いた。ピアニストキャラで連弾は最高。
そしてトドメのラブホイベント、ホイットニー・ヒューストンの『I Will Always Love You』サビが脳内で流れてた。ハグ……大好きなシチュなんだよ……。というかラブホの楓ちゃん可愛すぎて涙でてきた…神田さんのボイスも涼やかでもうなんだろ……わかんない……。

 

自分用の音楽ネタメモ。

 

・天海 蘭太郎 (CV緑川光) 【1章被害者】

f:id:kame0game:20170425133302j:plain

しんどい

発売前から好き、今もそれは変わらない。なお即死。
デスゲームものなら出番格差は仕方ないから、そこはいいよ。まさか死んでからも活躍が無いとは。あれだけ重要キャラ臭を醸し出して……まあ生存者特典ビデオあったんだけど…………………………もっとあるもんだと……ハードルをあげすぎた…。

初期脱落キャラへの救済である通信簿も『設定』設定だからどこまで本当なのかがわからず、嘘の中でしか彼を深められないことに気づいて虚無だった(いまはある程度割り切れる)。感情は本物とはいえ、そしたら命の煌めきをやりとりした本編のほうを重視してしまうし、すぐに脱落したから彼の気持ちがよくわからないまま終わってしまったのがつらい。52回目の自分の本意に触れることもなく、死んだあとも彼を思いだしてくれるキャラはほぼいない。書いててしんどくなってきた。

 

天海に対してあまり興味が無かったプレイヤーは『1章脱落した「生存者」のチャラ男』という印象で止まってるかもしれないけど、ぜひ紅鮭団モードやってほしいですね。歴代ロンパキャラでも上位に入る、清い心を持っているから。

 

スクショ見直したら、1章のエグイサルとのファーストインプレッションが誰よりも冷静だったり、プロローグで「”コロシアイ新学期”…ねぇ。まるで…ゲームっすね。」とか言ったり、『生存者』の伏線をメチャクチャ張ってた。

52回目の天海は、自分の記憶が上書きされることを知って特典ビデオを収録したと思うとしんどい。53回目の自分とは同一性が維持されないでアレを収録するってコワいと思う。ある意味、いまの自分が死ぬことを約束されてるってことだから。
なんか天海の欄は書いてて色々しんどくなる。男性キャラでここまで入れこむのがひさしぶりだから……まさかこんなことになるなんて………。

 

一人で図書室に行った理由

色々考察した結果、彼はなんでも自分ひとりで抱えてしまうタイプだからああいう行動に出たのかな~、と。通信簿や紅鮭団モードを見ると、自分の不注意で妹を行方不明にしたトラウマで、何でも一人で抱えようとする性質になってそう。

それに加えて本編は、

  • 『生存者特典』というアドバンテージ
  • 『自分の才能がわからない(=自信が無い)』という不安感
  • 殺人タイムリミットの焦燥

で、あんな行動に出たと推論。


『「首謀者」の存在をみんなの前で暴露する。』が黒幕にとっても大打撃だし最善手だったのかと思うけど、それを言ったらどこからその情報を得たか明かさなきゃいけないし、そもそも自分が得た情報の真偽を疑っているようだったので、なんにしろ一人で行動はまぬがれなかったのかな。
天海ってやけに謙遜するというか、微妙に自己評価が低い。それが1章のやけに思わせぶりな態度とか砲丸アタックの結果につながったと思うとやるせない。

6章の最原くんの推理だと「ひとりで図書室に行ったのは周りを信じられなかったから(要約)」なんだけど、天海がいちばん信じられなかったのって自分じゃないかな…。他人に頼れば良かったんだよ…頼って天海…。

 

フェイク 

あと欲を言うと、天海か楓のどちらかは物語の核にいてほしかった。ナンジャクレープや雑誌表紙など、この二人はフェイクのためのキャラなんだな…と切なくなったので。

天海の事件はつむぎの正体を暴くキーになったけど、彼の裁判シーンが体験版でも本編でも無かったのはあまりにも………。舞園さんは体験版で参加してたし本編で脱落したあとも苗木が思い出してくれる、詐欺師は中の人的には裁判出演。天海は裁判出ないし思いだしてくれる人がろくにいない………。ここまで不遇だと ダンガンロンパ天海 ―52回目の彼― が出る伏線なんじゃないかと妄想してしまう。出して。

 

結局、ふたりの誕生花はミスリードなのか偶然だったのか。

3月26日の誕生花(赤松楓)『春蘭(しゅんらん)』

10月3日の誕生花(天海蘭太郎)『紅葉(もみじは楓の別名)』

が偶然だとしたら運命なのでは(?)。それで嫌いなものが自動車と自転車ってコレはもう本編で何らかの関わりが約束された、と発売前に思いこんでしまった。フェイクだとしたらスパチュンの手のひらでみごとに踊ってたよ私。

 

ダンガンロンパV3』という作品自体、シュレーディンガーの猫みたい。
さまざまな可能性が重なりあっている状態だけど、明確な真実をプレイヤー側が観測することができないまま幕を閉じる。世界が確定しないならプレイヤー(=観測者)が、どんな解釈をしても無限の可能性のひとつなんだからそれもアリだよね。だったら天海と楓が兄妹だったと解釈してもアリなのでは?

天海の『12人の妹』は、おそらく『シスタープリンセス』のパロディで、本当の彼に妹がいたとしても『12人の妹』がいたとは考えにくい。あとシスプリの妹たちのひとりにピアノが得意な可憐って子がいて、つむぎの設定上では天海と楓はのちのち何かあったんだと解釈してもアリなのでは?(『設定』がつむぎによるものなのかも定かじゃないけど)。
だとしたらふたりが兄妹という考察も、無限の可能性のひとつだからオッケーオッケー。わたしは発売前から兄妹説推してたのでその説を諦めきれないところがあり、肝心のふたりが1章脱落したからなおさら想像の余地が広がってしまう。10割妄想だけど過去の猫箱が開かないならオッケーオッケー。いやもう違うなら違うでいいからダンガンロンパ天海でそのへん知りたいんですが。

 

52天海と53天海 

そういえば、『冒険家』の52天海と『???(生存者)』の53天海って服装が違うと思うんだよね。

・左耳(耳たぶピアス1軟骨ピアス5)計6
・右耳(耳たぶピアス1)計1
・左手(リング3腕輪1)計4
・右手(リング1レザーブレス1)計2
・ネックレス計1
・ブローチ計1
以上合計15個
ココに没設定の瞼ピアス入れれば16になる。
瞼ピアス消したの彼自身が16人目だから?
(コレは資料集待ち)

で、それに加えて53天海は服の紋章マークの線が16本。『生存者』を示唆する設定な気がする。
53回目の楓たちはギャラリーで見れる学生証マークが飾られた制服姿(星は違うけど死刑囚だから制服着てないんだろうね)、天海は望峠高校マークを明かされているけれどその恰好をしていない。52回目はその学校の制服着てたんじゃないですかね。

 

あと、天海の才能絵って椅子に座ってるけど生存者の椅子取りゲームに勝ったってことで解釈してるから、52回目の『冒険家』の絵を小松崎さんが描いてくれないかな~と期待してる。むくろの才能絵も描いてくれたから。でも退社してるようだし難しいかな、スパチュン依頼して。

 

天海の話

2017この天海で本編ショックを癒せ
・鮭モード 前回コロシアイの才能が判明する。兄属性
・愛の鍵イベント 家庭教師設定で兄属性の天海が見れる、一部フルボイス
・ネイルイベント 楓との貴重な絡み、兄属性、一部フルボイス
・育成計画 旅の話をしてくれる。是清との会話が私は好き

そんなかんじで、上記のイベントをグルグルして本編不遇をなぐさめてる。


まだ天海の話するんですけれど、ロンパキャラにしてはきれいすぎないですか?彼。
闇の部分を見せる前に本編脱落したのかと思ってたけど、通信簿とか見ると清らかな性格しててビックリした。12人の妹捜索のために世界を旅してるってどういうことだよ~~と思ったけど美しい魂を持ってないですか?コレは言い過ぎか。でもやっぱ良い人では。

 

設定だとわかってても、ピアスマンルックスに「~っす」口調という崩れた敬語を足して金持ち設定に兄属性ってコレだけでスパ〇クチュンソフトに感謝してる。
愛の鍵イベントも清らか。ラブアパートっていうかラブホテルで家庭教師設定って健全すぎてひっくりかえった。どんだけ兄属性なんだよ。こう書くとイ〇クラみたいだけど、実際に見ると清らかだから天海ファンの全人類はカジノで稼いで見て。

 

52回目の天海が見たい…。Ⅴ4発売を推すのは最原たちの選択を否定してるみたいで複雑だけどV2はオッケーでしょ出して。某方が仰ってた楓の双子の妹が52回目に参加していた説メチャクチャ好きだからそういうことされたらむせび泣く。楓妹は絶対絶望少女2の布石なのかな?戦闘可能のハルマキが生存していることだし。でもゴフェル計画の資料ってことは、つむぎが意味深に用意した『設定』の可能性も高い。そんなのさびしすぎるよ。なんにしろダンガンロンパ天海が存在する世界になってほしい。

 

52回目もツラいコロシアイだったと思うけど、天海が最後まで生き残ったってことは52メンバーとすこしでも幸せな時間があったと思いたい。端的に言えば、天海の笑顔が見たい。たとえ53回目の序盤に死ぬことが約束されてたとしても、彼が多少なりとも幸せな時間を過ごしていた、という確かなものが欲しい。紅鮭団モードとかは楽しそうなんだけど本編の時間軸で見たいんだ。あと、どこまで『設定』かわからないから天海を考察しても私の願望が反映されてしまうってのもある。エゴだとわかっていても、公式で確かなものが欲しい。

 

あと、緑川氏のやけに吐息の多い蠱惑的なボイスはグッドなのに出番が無いせいで天海のボイスは少ない、台本ペラペラだったんじゃないですかね。
なのでパートボイスだけで私はテンションが上がるしダイアログ押すたびに祈りを込めてるし天海への長ったらしいこの感想も同じように祈りみたいなもんだから頼むよダンガンロンパ天海。

 

 ・東条 斬美 (CV井上喜久子)【2章クロ】

f:id:kame0game:20170425133320j:plain

ロンパ2でご飯を作ってくれるキャラが初手脱落だったから、Ⅴ3はそうはいかないかな?と思ったら今回も早めに脱落してしまった。


他人のために行動しすぎて自分が無いキャラだと予想してたけれど、クロの理由も他人(国民)のためだった。楓の欄で【『自分の命』と『他人の命』で後者を選んでしまうのはある種のゆがみだと思うよ。】って書いたけど、斬美は主義が『滅私奉公』ということで、歪というよりはメイドの矜持にまっすぐすぎた結果が2章なのかな。強すぎる責任感で殺人まで犯してしまうんだけど、星を殺した時点でもう後戻りできないってのがあの逃走にも影響してそう。どんな依頼もこなすスーパーメイドとはいえ殺人はこなしたことないと思ってるんだけど、どうなんだろ…。

 

裁判終了からオシオキ終了までが印象的だなあ…、スマートな彼女がボロボロに、言ってしまえばみっともなく生にしがみついて、その結果オシオキ終盤の横顔がとても美しいってのが記憶に残っている。

2章で最原に1票だけ投票してる人がいるんだけど、それって斬美だよね。生への執着心がここまで強いのにその動機は他人のため、もうすこし自分のために行動してもいいんじゃないか?という人はラブアパートイベントを見て。

 

楓との通信簿で、お母さん扱いされるのを嫌がってるのは年相応だね。ほほえましい。
V3キャラは高校生ということは確定しても年齢はわからないので、中の人的に斬美は17才って考えてる。あと通信簿といいココロンパといい、こんにゃくへの敵意は笑った。本人には笑いごとじゃないけど完璧なメイドさんの弱点がこんにゃくってギャップが。

 

・星 飛馬 (CV大塚明夫) 【2章被害者】

f:id:kame0game:20170425133343j:plain

2章脱落は意外だった。2章はマジックショー直前に百田の行方がわからなかったり、最原のモノローグが不穏だったり、被害者(もしくはクロ)は百田というミスリードが強かった印象。あまりにもあからさまだったので、アンジーか秘密子に死亡フラグが立っているのかと思ったら星さんでビックリ。

 

賛否両論の『設定』設定だけど、星に関しては動機ビデオで誰もいないって事実がゆらぐから、コロシアイ突入前には彼を大切に想ってくれる人がいたと考えてもいいよね?そうします。それにしても脱出しても死刑囚で、万が一減刑されたとしても自分を大切に想ってるひとがいない、ってのはゆるやかな絶望だよなあ……。

 

他人との交流を避けていたから他キャラとの関わりが薄く、脱落後も思いだしてくれるひとが少ないのはさびしい。このへんは天海と似てる。
2章は『生の執着』のクロと『生の放棄』の被害者、と露骨に対比されている。2章を超えたら百田と交流を深めた未来もあったのかな、ハルマキの心を溶かした百田なら星とも友情を育めるのかな、どうなんだろう。紅鮭団モードで最原といるうちに未来への希望を得たのはグッときた。あと楓の通信簿も琴線にふれたので、そっちも見たかったな。ボイス付きのセリフが、ちゃんとピアニストを踏んだものになってるんだよ。死刑囚とピアニストの組み合わせって洋画でありそう。

 

斬美に殺されたのは、自分からそれを選んだというかは消去法でその結果になったって感じで、やるせない。罪への亡念が強いのは斬美さんと同じく責任感が強いから?罪は消えないけど贖罪の気持ちがここまで強いならもうすこし前向きに生きてもいいんじゃないかな、という人は紅鮭団モード見てなんだよなあ。

 

 ・真宮寺 是清 (CV鈴村健一)【3章クロ】

f:id:kame0game:20170425133453j:plain

アンジーと転子が好きだから3章のクロ誰?怒るから出てきて、って気持ちだったけど裁判後半は笑ってしまった。V3のクロは他人のための殺人が多くてやりきれない気持ちになるんだけれど、是清は言ってしまえば自業自得でオシオキもなんかギャグだし笑っちまった。オッ!ポンポポン(オシオキBGM)。

3章裁判やりなおすと「どの口で言ってるんだオマエ」と思う発言が多い多い。そもそもアンジー殺害でストップしとけば『床下の血痕』が発見されなかったので完全殺人を成し遂げたかもしれないのに欲を出したせいでオッ!ポンポポン。反論の「キミの推理は虚構だヨ」がカッコイイけどオマエの反論が虚構だよと思っちまう。そして姉清反論で笑っちまう。是清劇場開幕や!

 

容姿と人間最高という発言が目立つけれど、中身はわりと常識人だと思う。
初対面時に民俗学について簡単に説明してくれるし、上記の事柄は自覚しているし、相手の立場で物事を考えられる人。
裁判のときも話題を軌道修正してくれるし、斬美さんと並んで裁判の良心な気が。

(体験版の自分の感想)

自分はどこを見ていたんだ。
でも通信簿も途中まではまともなんだよね、民俗学の話を丁寧にしてくれる。丁寧で要所をつかんでいて、民俗学に興味が無いひとでもわかるような身近な言葉を使ってくれるので聞いてて面白い。ただし姉の話に突入すると雲行きがおかしく…。楓との通信簿が不穏すぎる。

1章の殺人タイムリミットで殺人を犯さなかったのは、『姉の友人見極めがまだ終わってなかったから』と考えるとエキセントリックですね。姉とは肉体関係は無かったようだけど、Ⅴ3がコンシューマゲームじゃなかったらあのテロップは無さそう。

 

大切な人の死をどう折り合いつけるか?については、最原や夢野は『彼女(赤松や転子たち))のぶんまで精一杯生きよう』という答えを導いた(6章で変化してるけど)。そして是清は、死者に縛られることを選んだ。ギリシアの哲学者の言葉で『一人を殺せば殺人者だが、百万人を殺せば英雄だ。殺人は数によって神聖化させられる。』ってのがあるけど、是清のなかで『100』という数字はどういう意味を持ってたのかな。自分のなかの目標にするほど神々しいものだったんかな。

話は変わるけど愛の鍵イベントが濃すぎる。通信簿1コも埋めてないのにラブアパートに来て、最原くん食われたのは笑った。姉が好きだったんじゃないんか~~~い。是清むずかしいよ。

 

 ・夜長 アンジー (CV鈴木みのり) 【3章被害者】

f:id:kame0game:20170425133515j:plain

3章非日常で、宗教を流行らせたのと研究教室の鍵がふたつって時点でアッ……。
ルーピーな女の子が好みだから彼女の狂気っぷりは最高。ただ、コロシアイを否定していた気持ちは本当なんだと思う。天海脱落後にお祈りをしてくれたし、クロを見つけようとしてた(2章冒頭)し、裁判中も積極的に推理をしていた。楓とは別ベクトルで平和主義なんだろうね。でも異分子を排除するって感じで暴力的な平和主義。そしてハグで支配するシーンとかグレートマザーって感じ。

 

とはいえ3章の生徒会はシャレにならない、と思ったけどクリア後の今考えると生徒会メンバーは、ゴン太(洗脳というか極端に騙されやすい)・キーボ(視聴者の選択)・転子(夢野のためのウソ)・つむぎ(首謀者)だから本当の意味で洗脳されたのは夢野だけだった。夢野は元々精神が強いほうでは無さそうだし、それについては彼女の欄で後述。
アンジーは電波不思議ちゃんだけど、頭の回転は決して遅くなく、むしろ頭は良いほうだと思う。なのに自分の行動に疑問を持たないので躊躇しないってのが恐怖。彼女の行為に悪意は無いからね…。

 

で、アンジーの言う「神の言葉」ってのは自分の願望で、それを踏まえると紅鮭団の彼女がメチャクチャ可愛いんですよ。距離感謎サイコ×常識人の組み合わせが大好きだからアンジー×最原いいですね…。島の巫女って設定もツボ。
あれだけ本編で絶対だった神の言葉を通信簿では少し覆してくれる。あと3章の研究教室発見時に「1人で集中しないと創作活動ができない」って言ってるけど、通信簿では最原の見ている前で絵を描いてくれる。コレはもうなんなんだろうね~~?????
好意はストレートでスゴく伝わるけど、彼女との価値観の相違はデートでいやがおうにも浮き彫りになる。ウ~ン好み。

 

 ・茶柱 転子 (CV徳井青空)【3章被害者】

f:id:kame0game:20170425133557j:plain

3章は連続殺人の鬼門なのか?
本編終了後により好きになったキャラのひとり。男嫌いが克服されることは無かったけど、彼女はそのままでいい。夢野への思いやストレートな感情が良かった。好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、そして信じたいものはとことん信じる。そういうところが見ていてとても救われた。

 

2章序盤で赤松を失った最原に対しての言葉が、「根は良い子なんだなあ」と感じたよ。男嫌いと言っても男性に対して(暴言吐くものの)ちゃんと敬語で接するし、礼儀正しいところがいいね。表情豊かで明るいから脱落後はさびしかった。

刺されたときに声を出さなかったのは『儀式中は自分の意志で声を発してはいけない』と言われてたからだよね、おいクロ謝れよ。しかも即死じゃなかったって一番つらいじゃん。なのに律儀に注意事項を守ったところに彼女の実直さが表れてる。

 

それにしてもキーボが男死枠セーフなのは笑った。いいのか。
男嫌いの理由は、師匠の言葉を鵜呑みにしたから、なので思ったよりもハードな理由じゃなくて安心。男性に対してムチャクチャなこと言ってるんだけど猪突猛進すぎて愛嬌に転じてる気がする。そもそも師匠が男死だったことに最原が指摘するまで気付かなかったのはどういうことだよ。あまりに近くにいたから盲点だったんか。

 

楓いわく転子は美少女なようだけど、フリルスカートにリボンやチョーカーと身につけてる物も可愛いよね。アイドルや魔法少女っていう女の子っぽいものに憧れてるのも可愛い。夢野はちびっこ魔女っ子でキュートだから、転子のツボを突いたんでしょう。

夢野への思いは友情もあるけど、ちょっとあやしい気持ち寄りなのかな?コミックリリーフが入ってるかもしれないけど、そうだとしても夢野だからそういう感情が芽生えたのであって、基本的には女の子に対してはさっぱりとした感情なんじゃないでしょうか。夢野に出会ったことで庇護する対象である他の女の子に対して嫉妬を覚えちゃって葛藤する転子…………正直アリ。というか3章のアンジー関連がそれに近いのでは。

 

 ・獄原 ゴン太 (CV武内駿輔)【4章クロ】

f:id:kame0game:20170425133636j:plain

人間の善意を集めて固めたらゴン太のようなひとが生まれるんでしょうか。
発売前は虫否定したら絶対バイオレンスしそうとかサイコパスか白〇レベルだったらどうしようかとか思ってたけど、そんなことなかった。ごめんなゴン太。

 

2章のなごむ会でも、『みんなは虫が嫌い』→『パワーでわかってもらう』じゃなくて『虫の良さをわかってもらう』って考えになったのゴン太の人柄が出てて好き。まあ力づくっちゃあ力づくだけど、ゴン太的に虫はなごむものだからオッケー。

良い意味で子供のまま成長したって感じ。ゴン太は、よく「ゴン太はバカだから」と卑下してて、たしかに頭を活用する場面では役に立たないけど、自分が「バカ」だとわかっているなら「バカ」じゃない気もするようなしないような。哲学かよ。

 

気は優しくて力持ちって言葉が似合う少年で、みんなの役にたちたい!って思いがまぶしすぎて直視できないだけに4章はツラかった。ゴン太はイノセントでそれは彼の長所でもあり短所だってことを、これでもか!と突きつけられた感じですね4章。ほかのひとの指摘で気づいたけど、オシオキのときも虫と目線を合わせるゴン太は紳士だったよ。(ちなみに4章投票で一票だけ王馬に入ってるけど、それは百田の票かな。)

通信簿やラブアパートがピュア。シャルウィーダンスして。