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闇鍋

恋愛ADV(エロゲ・ボブゲ・乙女ゲ)の長文感想置き場

「恋愛破局請負人」の感想・レビュー

女性向き-BL-成人

 

 

丸木先生の別名義のBLゲーム。
今は無きマリンハート制作で、公式サイトも消えているから簡単にキャラの概要を記しときます。
主人公は冴木柳司、コイビト遊戯の裕太に不良要素を足したっぽいキャラ。色気より食い気・単純明快な性格・淫乱で都合のいい体なのが、裕太の原型って感じがします。

 

攻略キャラは、女装美男子「近藤優」・スーツの叔父「渡瀬薫」・金持ちな他校の優等生「三宅翔吾」・兄で医学生「三宅俊之」・軟派な容姿の美大生「吉川拓人」の5人。
どのキャラも2面性があって、攻略すると意外性がある。そして主人公が女好きで、そんな彼がどういうふうに男へ気持ちが傾くのか、その過程がちゃんと書かれていて良い。
ちなみに丸木先生のボブゲにしては珍しく女性のサブキャラがいない。厳密に言うと主人公の彼女が出てくるけど出番はほぼない。本作は主人公の女装がメインなうえに女装キャラもいるから、女性成分(?)をうすくするためかな。ボブゲだもんね。

 

環境設定は良いとはいえない出来。
バックグラウンドにしてるのにキー操作が反映されてしまうせいで、感想をメモ書きしながらやってると勝手に話が進んだりセーブをする斬新なシステムなのは、もうそういうもんだと割り切るしかない。
でもそのかわり以前やった「弄り遊戯」とは違って、エンディングをワンクリックで早送りできたり、マイナス10がマイナス5になったぐらいの改善はされてる。
あと、もともとボイスは付いていない作品です。

 

人物のグラフィックも(たぶん)丸木さんが担当。
主人公の顔が女の子にしか見えないけど、そういうのが好みな自分には合ってた。逆にそれがダメだったら本作はいまいちじゃないかな。
優ルートのスチルで両方女装してるうえに似合うから絵面だけ見ると百合みたいなシーンがあって、なんか笑ってしまった(好きです)。
エロシーンは濃厚で、女装はスタンダートとして道具やら複数やらいつもの丸木先生といえばわかる人はわかる感じ。そして構図も男性向きっぽい。

がんばれば一日で終えられるボリュームだけど、内容はエロティックで濃い。丸木さんの妖艶な文章がここぞとばかりに働いていて、女装ものが好きなんだな~と強く感じる作品だった。おもしろかったです。

いつもならキャラ感想を全員分書くんだけど、この記事の前半は先々月に書いて後半を今書いているので記憶がおぼろげなとこがあるし、好みだった優と吉川の感想だけ書いとく。

 

 

近藤優

私の面倒くさい好みのひとつに、振り向かないカマキャラってのがあるんだけど、優はかなり該当してて(くっつかなければ完璧だった)テンションが上がった。
女装するカマキャラといえばその格好の理由が重要になるけど、優はかなりひねくれている。女好きを名乗っているけど、じつは女嫌い。というかサディストで支配欲が強く人間嫌い。だから、その両方を嘲笑うような両方の性で過ごしている。これはなかなかツボだった。そしてひねくれた理由は妾の子という家庭環境で培ったもので、優ルート後半は別れさせ屋関係なく彼のお家事情メインになる。なので終盤は座敷牢!兄からの歪んだ恋慕!お家ドロドロ!跡取り!で耽美に。
柳司の愚直でまっすぐな部分に惹かれるのも、私の好みである闇と光のカップリングで好き。
そしてバッドエンドの断髪はグッときた。しかもその理由が開放的なものではなく、逆に家柄に縛られたことだと思うとなおさら。

こうして羅列すると優はかなり好みなキャラだった。 

 

吉川拓人

共通ルートだと単なる軽薄なナンパ男で終わるけど、個別ルートでかなりまともなやつだとわかる。ぶっちゃけ薫よりまともなのでは?薫は叔父なのに特に倫理観とかにふれずに普通にックスしててびびったよ。

あまり他の作品と比較するのもアレだけど、コイビト遊戯の滝沢ルートが好きだったひとにはツボだと思う。わたしがそうなので。