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闇鍋

恋愛ADV(エロゲ・ボブゲ・乙女ゲ)の長文感想置き場

「屍メイドちゃんと鬼畜なご主人様」の感想・レビュー

【屍メイドちゃんと鬼畜なご主人様】監視中

 屍メイドちゃんと鬼畜なご主人様

 

上田メタヲさん和泉万夜さんコンビの『ものくろメタル猫』の同人エロゲ。
お二人ともプロの方なので、クオリティはさすが。
差分が多い多い。

「ジャンル・鬼畜凌辱触手拷問ハートフルほのぼのライフ」の通り、エログロ容赦ないけれど肩肘張らずに読み進められるブラックジョークな作品。
メイドちゃんとジャマーくんの会話は危機的状況でも緊張感がなく、そもそも語り部ポジのメイドちゃんが死体だからどんな鬼畜行為を受けても大丈夫、ってのが大きいね。
ただアミーラ姫だけは、続編への布石を残しながらもどうあがいても絶望な末路しかないよ。

ちなみに「鬼畜なご主人様」って題について。
ご主人様は喜々として鬼畜行為を奮闘するマッドサイエンティストタイプではなくて、無気力な鬼畜に近いかな。
やたら美形なのでご主人様に期待する人もいるかもしれないけど、この作品で一番エロから遠いのはご主人様だよ。
メイドちゃんに対して無関心…とまではいかなくてもそれに近い対応が多いけど、彼女を作り出したのは彼なわけなのだし、そこらへんは続編で触れられるのかな。

 

本編は起承転結の「起」で、エログロ日常系のまま幕を閉じる。
箱庭な「館」とRPGチックなファンタジー世界観が魅力的で、このまま館でメイドちゃんの受難が描かれるのかそれとも外の世界に関わらざるを得ないイベントが起きるのか、続編ありきな作品でスゴい期待ができるけど、発売から数年経っても音沙汰ないのは多忙なんだろうね…。
そういやコレが出るって聞いて、一般ゲームでメタヲさんの名前を聞くことにびっくりした。


ENDING-Aの「屍メイドちゃんの幸せな日常」でなぜか謎の感動をしたうえにメイドちゃんは可愛いしサクっと読み終えたので、ハードエロとグロが大丈夫な人にオススメの作品。

 

あとはネタバレのキャラ感想。 

 

 メイドちゃん

死体で構成されているけれど、心根は優しいドジっ子メイド。
声優さんのおっとりとしたボイスもあいまって、のほほんとして可愛い。
えげつない絵面になっても乙女な思想を忘れないのは、天然なのか死体だからなのか。

死体を冒涜しても冥福は祈るってのが、彼女は人間と人外のはざまの存在なんだなーと実感。

最上階に行けばなんでも願いがひとつ叶うらしい「塔」は今後物語の根幹に関わりそうで、メイドちゃんは『人間になる』という淡い願い事を叶えられるのかね。
その願いの根源は、人間になってご主人様のそばにいたいから?
でも人間になったら実験にはもう付き合えないワケだし、どうなんでしょう。

ジャマーくん

エロ玩具人外マンかと思ったら、意外に萌えキャラ。
いじめっ子体質とはいえ、メイドちゃん個人を結構気に入っているのが謎の感動部分だった。

ご主人様

メイドちゃんを作ったのは死体蘇生の実験の副産物なのかな。
ある意味目的は果たしているように思えるけど、まだ実験を続けているってことは特定の個人を意思ふくめて復活させたいってことか?
それとも全く別の実験なのか。

メイドちゃんがドジやらかしても見捨てないのは量産ができないから、という理由のようだけど謎なお人だ。

 

アミーラ姫

どうあがいてもマームとムージャ兄弟に売られていくか祖国の生贄になるかの道しかないのはドンマイ。
館に来なけりゃ自由を謳歌できたのに、運が悪かったとしか。
それにしても狂ってるっていうか変にドライっていうか凄まじい祖国だわ、次回は死体として復活するようだしメイドちゃんのライバルポジになりそ。

 

マームとムージャ

マーム大興奮で兄弟で出しすぎてメイドちゃんの鼻からドバーって逆にこっちが冷静になるわ。
モザイクかかりまくりのメイドちゃんを見て「美しいこれは芸術だ」って評価するマームはシュールで笑った。