読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

闇鍋

恋愛ADV(エロゲ・ボブゲ・乙女ゲ)の長文感想置き場

「GUN-KATANA(銃刀) -NonHumanKiller-」の感想・レビュー

男性向き-成人

追憶編クリアしたから追記・修正した(2016.6.16)。

 

か○はらボイスの弟キャラと丸木シナリオにつられて購入、コレが好みな作品だった。

ただFPSパートっていう面倒くさいけど演出面では光る部分もある諸刃の剣なシステムと、発生条件がめんどうくさいイベントをこなして迎えるエンディングの多さもあってか、フルコンしてる人をあまり見ない。

確かにFPSパートは厄介だけど、キャラクターは魅力的な変人ばかりだし「自由」をテーマにしたアツい展開もあるので、もっと色んな人にやってほしい。
プレイ後も全キャラの見せ場が頭に染みついているゲームもなかなか無いと思うので。 

 

特にすすめたいのは女性ゲーマー。
女性主人公・美少年の弟に慕われる・謎のオッサンに姫扱い・クズからの好感度上昇止まらない…と、この辺だけ見たら乙女ゲみたいだし、なぜかイケメンキャラがやたら多い。
ただエログロBLGLオッケーなプレイヤーに限るから、安易に進められない。

そのへんオールオッケーなプレイヤーだったら、イノセントNLや鬼畜ロリはいいとしてもイケメンと肉体関係のある男の娘とか姉の目の前で犯される弟とか、いったいどのエロゲプレイヤーを狙い撃ちしたんだ?と疑問に思いつつ楽しめるよ。
「うわあ!」じゃなくて「ぐがぎがぎゃああああ」な声優さんの熱演も堪能できるよ。

 

 

開始早々、血と臓物の世界へようこそ!ってな感じで歓迎してくれる作品。
さらに進めると、精液と血と臓物の世界へようこそ!に推移。
当たり前のように登場キャラは全員血なまぐさい展開から逃れられない。

グロは予想よりひどくない(姫菜への迎の拷問シーン以外たいしたことない)けど、エロに関しては女性キャラほぼ全員に凌辱シーンが一回はある念入りさで凌辱8・純愛2ぐらい。
ちなみに純愛部分の半分は姉弟(血は繋がっていない)で構成されてる。

あと途中で気付いたけどコレ恋愛ADVじゃない、エログロアクションゲームだ。
強いて言うなら、弟か崎矢陀か三柴を攻略する恋愛ゲーム。やっぱ乙女ゲ―かな?

 

 

FPS要素があるエロゲは稀有で面白い試みだなーと感じたけど、とにかく面倒くさかった。
マップに方角の概念が無い+同じような風景なので迷うし、敵を殲滅しろ!な目的だと1体取り逃がしてウロウロさまようことに。
2週目以降は戦闘カットと装備もろもろ引き継ぎ可でスキルに全体マップ把握があるから楽だと思いきや、エンディングのひとつにスコアカンストが条件のものがあるので結局作業。
なので終わりのほうはBGM切ってこっちで勝手に別の流して、終盤は左手にロケラン右手にバズーカで敵を蹴散らしていた。
マウスのレスポンスが悪くて刀が使いづらいから最後まで銃オンリーだったけど問題なかったよ。

 

難易度は「DOOM」の名前ぐらいしか知らないFPS未経験の自分でも、称号以外はフルコンまでいけたので、慣れりゃ大丈夫だと思う。
難点ばかりでもなく、パートナー設定したときの戦闘中ボイスはおもしろかったので、もっといろんなキャラをパートナーにしてみたかった。
凌辱ボイスをBGMに戦闘をこなすのは新鮮だったね。
それにFreedom'ENDはめんどいめんどい言ってたFPSパートがあってよかった~~!と感じる熱血展開だったから、クリアしたあとだと一概に「このシステムいらない」とは言い切れない。
デンカレの主題歌も良いところで流れるんだよな。

でも「Freedom'END」の二者を出すためのスコアカンストは面倒くさかった…ホント。
10日目のクモ戦と地下1階で稼いで周回して、なんとかなった。

 

 

前述した通り、キャラを攻略するためにルートに入る恋愛ゲームじゃなくて、発生条件を埋めて数珠つなぎに起きるイベントをこなしてエンディングを迎えるようになっている。
12種類のエンドが存在するけど、初回は確実escapeエンド(時間切れのノーマルエンド)になると思う。
攻略を見てもコツをつかまなければ何回もそのエンドになるので、そこは本作を挫折してしまうポイントのひとつ。
わたしは初回から3連escapeエンドで若干心が折れかけたけど、4週目でやっと地下にもぐってアネスに出会えたので、そこでモチベーションを取り戻せた。

 

シナリオの本筋は上田さんの指示に沿っているのかな?
でも、ところどころで丸木さんっぽい「執着」がいかんなく発揮していたように感じる。
特にtwineエンド。
雹の押し殺していた姫菜への思いが爆発していて、丸木さんコレノリノリで書いたんじゃないかと勝手に思っている。
崎矢陀や佳凪とかの倫理ガバガバキャラにも一種の悲哀をほのめかしていて、だからといって悪行の重さは変わらないし同情すべき点ではないけれど、深みがあって良かったなあ。

人間vsノンヒューマンの物語で明確な敵がいないうえに、島で起きた出来事がメインだから外部にいる諸悪の根源との決着は省略して力業でまとめた感じもある。
でも姫菜なら大丈夫だろ、という謎の信頼感があったからそこはあまり気にならなかった。
ハードサバイバルな状況でシリアスな雰囲気だけど、姫菜と雹の強固な信頼関係や三柴やおっちゃんっていうムードメーカーがいるから、進めるのがつらいレベルの鬱ではなかった。
姫菜も好きなタイプのキャラクターだったからね、彼女みたいなタイプが主人公を張るゲームってなかなか無いよなあ。

 

それと全エンドを埋めると声優さんの収録語の話が聞けるようになるけど、エンドリストが無いから自分でメモったほうがいい。
エロシーン回想はできるけどエンド回想は無いので、面倒くさい条件のエンドを見返したかったらこまめなセーブは忘れずに。

 

あとはキャラの感想。
できれば全員書きたかったけど疲れるから、特に好きなキャラだけにした。
ネタバレ。

 

姫菜

ヒロイン兼主人公。
ロリ顔巨乳で鬼神のように強いから、やたらモテる。
キャンキャン噛みつく勝ち気な性質で、最初はそこが心配だったけど(なんか人の地雷ふみくだいて早死にしそうと思った)別にそんなことはなくて、周回するごとに漢らしくなって好きになったキャラクター。
NON-HUMANエンドなんて漢らしさのバロメーターぶっちぎり。


ノンヒューマンを討伐していくことが正しいと思っていた価値観が、島に来たことでゆるがされ変化していく。
家族を殺されて凌辱されて過酷な状況でも生き残って今でも愚直なまでにまっすぐでいられるのは、雹の存在がデカいんだろうな。
猪突猛進な姫菜のストッパーだしね。
Freedom'エンドなんて雹はピーチ姫ポジだったから、姫菜はホント主人公だなあ。
風音さんのボイスもキュートでパワフル、よかった。

 

雹(ひょう)

かき○らさんの「姉さん」呼びが死ぬほど聞けるゲームが本作「銃刀」。
姫菜と同じくハードな過去で顔の下半分をほとんど失ったうえに不能な美少年っていう設定が悪趣味だけど好みで、となると姉弟ともにツボだったからコンプできたところが大きいな銃刀。
血は繋がっていないしペッティング止まりとはいえ、姫菜と不健全な関係を続けているのもハードで退廃した作風に合ってた。
普通に生活していたらこういう関係にはならなかったんだろうな…としみじみ思ってtwineエンド見たら別にそんなことはなさそう。

 

「毎日姉さんで抜いてたんだ…壁の向こうにいる姉さんの裸想像してオ○ニーしてたんだよおお!!」

インパクトはデカい。クールな頭脳派じゃなかったのか。この「姉さん、俺を殺すといい?そうすれば自由だろ?」みたいなラストもベタながら切なくて好き。

それにしても掘られたのは驚いた、相手は暴走したホモギリウスだけどそこは姫菜じゃないのか~~~い。

 

ジャスティーヌ

姫菜を地獄に叩き込んだ根源…かと思ったら良い人。
アークが慕っているくらいだし。

そしてジャスティーヌといったら凌辱が最初に思いつく。
それもこれも、迎によるリアルタイム凌辱とSupreme Deadエンドで崎矢陀に精神崩壊させられたせいだわ。前者は凌辱シーンが10分ぐらいあって長いんだよな。

救出成功の場合は一回死んだも同然ってことで前よりも柔軟になって、犬猿の仲だった姫菜とも分かり合ったりするしカッコいいシーンもあるけど、やっぱ凌辱的な意味でかわいそうな目にあってた印象が強い。

追憶編のショートボブが可愛かった。

 

三柴

銃刀の純愛担当。
彼のエピソードだけは、凌辱山盛りの本作でやたらピュア。
NON-HUMANエンドなんて、ロミジュリよろしく三柴とベアトリーチェの禁断の愛の話だったわ。
エロシーンも純愛のみ、追憶編でもロマンチックでやるせないシーンを担当してたし。

 

飴くれたりお気に入りの風景を見せてくれて癒しポジかと思ったら、わりと重要なキャラ。
正体は第一世代のベアトリーチェに恋した元傭兵スレイヤー。
人間でありながら2つの組織を欺き利用して彼女を守ろうとしている。
姫菜にノンヒューマンと人間たちの違いを問いかけ、価値観をゆるがしてくる。

 

ベアトリーチェと幸せになってほしかったな、と思うけどFreedom'エンドかっこよすぎた。ホームレスの慰めものになった姫菜を助けてくれた三柴かっこよすぎない?騎士だったわ。
この姫菜も、一回ここまで堕ちたらバッドエンド扱いになりそうなものをこの絶望的な状況から再び立ち上がって雹の救出に向かうのカッコいい。
唯一姫菜と肉体関係を持つのである意味三柴ルート?かと思ったらやっぱ弟エンドなんだよなこのエンディング。

あと三柴関係のルートで登場する雷鵬かっこよかった、ちょい役だけどキャラ立ってる。
銃刀のキャラはそれ単体でスピンオフ出せそうなキャラばっかだ。

 

紅葉

「もみじ」じゃなくて「くれは」。
雹に恋心を抱いて、強さにひよるから崎矢陀に執着する不憫なひと。
しかもどっちも姫菜にメロメロで、紅葉は一方通行の心情つらいね。
姫菜は紅葉を数少ない友人として認めてるから崎矢陀じゃなくても(同じ強者の)姫菜を慕ったほうがいいんじゃないかと思うけど、複雑な感情が入り混じって嫉妬心バリバリになっちゃうのはしょうがない。追憶編もそんな感じだった。
Europeエンドは姫菜と素直に向き合っててよかったな、スレイヤーとかに関わらなかったら極端に屈折することも無かったんだろうね。
雹と紅葉の3人で戦うエンドもちょい見たかった、かわりがレズプレイか?

 

メンタル強固なキャラが多い銃刀だけど、紅葉は一番プレイヤー側に近いキャラだったんじゃないかな。
弱い立場の人間が逆上したら怖いっていうけれど、そんな風になれないほど紅葉は弱かった。
誰だってそういう弱い部分があって、人よりすこし弱くて普通の子だった紅葉がスレイヤーとして生き残るためにはこうするしかなかったんだと思う。細い首とかうすい肩みたいな華奢さを強調する描写も多かったし。
だからアークと紅葉がくっついたのは良かったね、と安心した。アークなら大切にしてくれるよ

 

アーク

空気かと思いこんでたら、本編の良心。
凌辱要員だと思ってたら、誠実で忠犬。
繊細なガラス細工のようだ…って女性(紅葉)への例えが詩人で、控えめに言ってもギャップ萌え。
紅葉とのプラトニックな恋模様はハードな世界観では癒し、まあ展開によってはメチャクチャな関係になるけど。

 

崎矢陀

救いようのないクズ。
だけど「ガンガン稼いでイイ暮らししよ~~~ぜ」という信念は本心だろうな。

not tomorrowエンドで雹と別れて崎矢陀とコンビ組むけど、このパターンが上手くいった理由がおもしろかった。
姫菜が崎矢陀を嫌悪していたのは紅葉への行為もあるけど同属嫌悪の部分もあった。
なぜかというとモブレされたときの姫菜の怒りと崎矢陀の怒りは同じ。
ふたりの強さは怒りから来るもの。
だから自分の負の部分をさらけだしても不快じゃない。
乱暴で粗野で怒りに満ちている分身ってのが雹と対比されてるよね。

そのへんを考慮すると崎矢陀の紅葉への扱いは強者にへりくだって抵抗しない弱者なとこにいらつくってのも入ってそう。
まあ、だからといってクズなのは変わらないネ。

 

アネス

エロゲ以外だったら登場しているシーンの6割はモザイクかかるえげつないことしてるけど、チャイナ服の美少年って設定で一本釣り。

やっていることはメチャクチャだけど、誇り高さとヴェルギリウスへの恋慕っていう芯が通っているから、つきぬけた魅力を感じる。
さらに自分の女装に自信満々な女嫌いで、実際似合っているからアネスに平伏するしかない。


ヴェル様以外には媚びず遜らずだからこそ、嫉妬でベアトを殺して自分も殺されたりあっさり脱落したり。
濃さのわりには扱いは不遇なうえに出番が少ないけど、印象はスゴいよね。
人気投票1位はだてじゃない。
ガチバトルしたかったな。 追憶編でエピソードなんで無かったんだろ?と思ったけど、FPSパートの敵がノンヒューマンだからプレイヤーもノンヒューマンにするにはいかないのね。

舌足らずで甘い声の女性声優さんが担当しているけど、テキストは少年というか男らしい言い回し。そこのギャップもよかった。

それにしても崎矢陀の魔の手に捕まる展開がないのはどうしてだ。

 

遥のとき、どんな気持ちで変装してたんだ。
おっちゃんとノリノリックスだったから結構楽しんでたんか。

レズでふたなりで改造趣味で人外でメチャクチャって感じだけど、不思議と嫌いじゃない。
ノンヒューマンとしての矜持があって芯があるからかな?
あとどんだけユリ好きなんだよ。

公式インタビュー見たら「主人公が巨乳熟女に責められるのが書きたい」って丸木さんが答えて生まれたキャラっぽいけど、本編の責め方はグロ方面だったからこれはひどい

 

佳凪

Arison-Maidenエンドにしか出ない。
少女だらけの超能力ミュータント部隊最強の鬼畜ロリ。

 

同じ美しい(かわいい?)鬼畜路線でもカナはアネスと違って、信念のない極めて享楽で刹那的な考えなので得体の知れない不気味さがある。
それにしてもアリスメイデンにドン引きのアネスは笑った。
さすがのアネスも彼女たちには引くよな。
ブラッドイレブンもキチキャラのはずなのにアリスメイデン相手だとかわいそう。
鬼畜ロリ×女嫌いの男の娘とかニッチすぎない?逆レでフィストとか。

ベアトもレ○プ地獄でホモに挟まれ腹上死でこの世の地獄、Arison-Maidenエンド。
あの姫菜も片腕を失うけど、ミサキのおかげでなんとか生き延びる。

 

ミサキはカナのお母さんだったのかな。
だからどんなことがあってもそばに置いていたんだろうな。
性的な関係も歪んだ出生で壊れるしかなかった、カナなりの甘えかただったんだろう。