闇鍋

恋愛ADV(エロゲ・ボブゲ・乙女ゲ)の長文感想置き場

「バクダン☆ハンダン」の感想・レビュー

キャラクター・原画担当が「逆転裁判」シリーズで有名な岩元辰郎さんという時点でオトメイトありがとう。

我孫子氏のプロットとか稲船氏のアレコレがあってそっちも面白かったけれど、「逆転裁判」の人が描いた様々なイケメンキャラ(10代のアイドルから30代のオッサンまで)を攻略できる時点で、私にとっては最高のゲームになった。

 

デッサン崩れや立ち絵とスチルで絵が違うことが無いのはさすが。
乙女ゲーぽいキラキラ華やかではないけれど、こういった線の太い絵のゲームが他にもあっていいと思う。
でもFD出なかったしあまり売上は良くなかったのか。
FD出てたら光速で予約した。

 

岩元さんの絵には全く文句は無いけれど、ただ、乙女ゲームだからか「逆転裁判」ほどはっちゃけてないのがすこし残念。
設定資料集を見るとソッチの方が良かったなーと思うキャラがチラホラいる。
とくに調辺。もっと渋くやらかしてもよかったな。
岩元さんもオッサン絵が好きだから、そのページは特に生き生きとしていたし。
変に乙女ゲ寄りにブレーキかけなくて良かったけれど、「逆転裁判」から入る層より乙女ゲ界隈の層が購入することを予想していたと思うからそこは仕方ないね。

 

そしてストーリーは、職業も年齢もバラバラな6人の男性と、テーマパークで行われる7日間のデス・ゲームに参加するってのが導入。
デスゲームと言っても内輪もめとか無い、みんなで主催者を倒そう!というノリ。
隠しキャラルート以外では真相が明かされず、各ルートでそのための布石がバラまかれている。
吊り橋効果も入っているんだろうな、という恋愛関係は今時珍しいくらいにプラトニック。
あと、ヤンデレキャラがいるのが意外だった。健全なヤンデレだった。
それと子持ちの寡男という攻略キャラを、うまくLOVE展開へと持っていったのは素直に感心した。

 

謎解き要素があるけど、「舐めてんのか?」ってぐらいエスカレーター式。
ブラインドプレイでもしてない限りは詰まない。

どんはんシステムは、あっても無くても問題ないけれどツッコみたいところで出てきてくれてカユい所に手が届く。
どんはんで怒られるキャラの反応の立ち絵が、「逆転裁判」の撃破モーションに似ていて勝手にテンションあがってた。

伏線回収してそつなくまとめたシナリオ・好印象の主人公・丁寧で健全な恋愛描写と、文句をつける所が無い一方で、思いっきり秀でた所も無いから語るところに少し困った。
それと、ワルドブーの声優にお笑い芸人を採用したり、主題歌が歌い手の人(本編にも立ち絵つきで一瞬だけ登場する、理由はわからないけれど岩元さんの絵がより多く見れたのでそこはグッド)だったりどの層を狙っているんだ…というごちゃまぜ感がある。
でも、うまくまとめてきちんとした乙女ゲーになっているので、岩元さんの絵目当てで買う女性ゲーマーは安心して買ってください。
そして、また岩元さん絵のコンシューマゲーム出してくださいお願いします。